<矢追インパクト療法>


矢追インパクト療法は人間が本来
持つ自然治癒力(免疫力)を
活性化させる、治療法です。

<はじめに>
私達の誰もが、自分で自分の心身を癒すカを持っています。これは自然治癒力とか自己治癒力と呼ばれています。本来人間は、薬などに頼らなくても、元気に生活していけるはずなのです。なぜなら、生きてゆくのに必要な機能は、もともと体に備わっているからです。それなのに、何故多くの人が病気になるのかというと、悪い生活習慣・環境汚染・化学物質・ストレスなどのために心身のさまざまなバランスが乱れてしまい、本来の機能が十分に発揮できなくなるからです。これは生体の「総合防衛システム機能」が正常に働かなくなった状態であり、「汎アレルギー状態」と呼ばれています。
「アレルギーは治らないから、気長につき合わなければならない」というのは間違いです。「年のせいだから、具合悪いのは仕方がない」というのも間違いです。誰でも、自分で自分の病気が治せるはずです。

<矢追インパクト療法とは>
「矢追インパクト療法(YIT)」とは、岩手県の矢追博美先生が、十数年前に開発された、画期的なアレルギーや難治性疾患等の治療法です。
「生体は個人差にあった適度な刺激を適度な間隔で(インパクトとして)与えられることで個体の免疫力が強化され、身体を取り巻く種々の刺激に耐え抜ける強靱な体力を得ることができる」という考え方に基づくものです。
 矢追インパクト療法では、まずアレルギーの原因となるもの、例えばカビやホコリ、花粉、細菌などの薄めた微量のエキスを組み合わせて注射します。刺激を与えることで体を目覚めさせて活性化させるわけです。それぞれの患者さんにとって刺激になるものを注射し、徐々に体を鍛えていくという治療法です。「治らない」と言われ続けてきた病気が、何回かの注射ですっかり良くなってしまうこともあります。
 実際に体の中に本物のカビが入りますと、軍隊が攻めてきたかのように体中の細胞が騒いで大混乱に陥ります。注射はそれに近い状態をわざと引き起こす演習のようなもので、患者さんに合わせた適量の刺激物質を適度な間隔で体に入れることで本来持つ防御機能(免疫反応)を目覚めさせるわけです。
 人間の体というのはある程度の刺激がないと正常に機能できずに衰えてくるものです。便利な生活、無菌的な清潔な生活になれている現代では、体が持つ能力のわずかしか使っていない方がほとんどではないでしょうか。
 体の中に刺激物質を少しずつ取り込むことにより、免疫力は次第に高まります。ただし、大量に入れますと体の方が負けてしまいますから、克服できる程度の量を注射し、適度な間隔をおいてその人に合ったペースで治療をくり返すことが大切です。
 アレルギー、アトピー、喘息などの症状があり、薬を飲んでも症状があまり改善されないという方にはぜひお試し頂きたい治療法です。年齢も関係なく赤ちゃんからお年寄り、妊婦の方まで安心して治療が受けられます。
 体全体を活性化する治療法なので肩こり、腰痛、胃腸が弱い方、風邪をひきやすいなどの症状の方にも効果を発揮します。自律神経失調症、更年期障害の他に、疲れやすい方、やる気の出ない方など精神面での効果も期待できます。
 勿論、悪い生活習慣を改めることで、さらに効果は倍増します。
 

<YIT治療の方法>
 初回は、まず、問診によって、患者さんのどこがどの程度悪いのかを判断してから、生活習慣病やアレルギー検査のために採血をします。ついで、各種のアレルゲンのエキスを100億倍〜1000兆倍程度に薄めたものを、何種類か組み合わせて両腕、肩、首、腰などいずれかに4カ所程度皮下注射します。痛みがある場合はその部位を中心にして打ちます。量は0.005〜0.01ml程度で極微量です。ツベリクリンの検査で皮下注射をした事があると思いますが、それより更に少ない量です。
 現在良く使われているアレルゲンは、鳥居薬品製のカンジダ、ハウスダスト、スギ花粉、猫毛、ダニなどのエキスです。これに整形外科で良く用いられるノイロトロピンという注射液を併用しています。すべて厚生労働省で認可された注射液ですから安心して使用できます。
 注射した日に入浴しても大丈夫ですが、こすらないように注意して下さい。

 2回目は、1週間後に来ていただき、症状により、注射の種類や量を調整します。その後は人により異なりますが、様子を見ながら月に1回、数ヶ月に1回と、だんだんと間隔を伸ばしていきます。
 治療を続けるうちに、次第に注射をする時期が自分で分かるようになります。かゆみ、鼻の症状、ゼーゼー、肩こり、疲れやすさなどが現れてきたら、次の注射の時期です。
 治療期間は人により異なります。長い間悩んでいた人でも、何回かの注射で治ってしまうことがありますが、普通は数ヶ月以上はかかるものとお考え下さい。特にアトピー性皮膚炎などの皮膚の病気は、長期間かかります。
 コントロールすることではなく、YITは治ることを目ざしている治療法です。治ったら継続して治療の必要はありませんが、またどこか調子悪くなってきたら、YITの注射を受けて下さい。
 すなわちこの治療法は、「私達の体に本来そなわっている、基本的な免疫力や自然治癒力を、人為的に高めていく治療法である」と考えられます。
 生後数カ月の赤ちゃんから、90歳以上のお年寄りまで、誰でも安心してYITを受けることができます。もちろん妊娠中のお母さんも大丈夫で、つわりが軽くなる人もいます。
 矢追インパクト療法の効果は、埼玉県の坂戸西診療所の集計によると、著効が18%、有効が74%という結果になっています。

<副反応について>
 極端に薄めたアレルゲンを使いますから、基本的に副作用はでません。創始者の矢追先生の所では既に数十万回近い回数の注射をしていますが、重篤な副作用が出たことは無いそうです。
 量は少ないとは言え、アレルゲンですから、注射した部位は10分程度すると腫れてきます。1cm程度の大きさで赤く膨らみ、周囲が赤くなる方もおられます。1日程度で消えます。
 2、3日後に、遅延反応として腫れてくる方もおられますが、頻度は多くありません。注射後の反応として中性脂肪を燃やす傾向があるようで、まれに運動後のように疲労感が数日続く方もおられます。
 予防接種で出る反応と同様であり、すべて、自然に回復する程度のものです。
注射時の痛みは人によって感じ方がかなり違います。じわっと広がるような痛みがしばらく続きます。そうとう痛いと感じる方もいますが、通常は数十分〜1時間程度でおさまります。

<YITの有効な病気>
 アレルギー性鼻炎、花粉症、慢性副鼻腔炎、気管支喘息、慢性気管支炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、化学物質過敏症、慢性じんましん、皮膚掻痒症(皮膚のかゆみ)、日光皮膚炎、主婦湿疹、ケロイド、慢性関節リウマチ、アレルギー性結膜炎、自律神経失調症、頭痛、めまい、イボなど。
 その他、腰痛、肩こり、疲れ易い、慢性疲労症候群、虚弱体質、発育遅延、風邪を引き易い、くり返す扁桃腺炎、胃腸虚弱、うつ状態、更年期障害、冷え症、レイノー現象、つわり、生理痛、月経困難症、一部の高血圧症など。
 白髪・枝毛が減る、髪の毛が太くなる、髪の毛の成長が早まる、くせ毛が軽くなるなどの効果も報告されています。

<治療費用>
当院では、保険診療で「矢追インパクト療法」を行っております。初診の場合、血液検査がありますので、ややお高くなりますが、再診以降はそれほど費用は掛かりません。ただし、他の薬などを併用した場合や生活習慣病がある場合は、もう少しかかります。
 

<矢追インパクト療法を受けられない方>
・極端に痛みに対する感受性が強くて皮下注射が出来ない方。
・基本的には長期間かかる治療法ですから、継続して治療に通えない方。
・魔法の方法ではありません。自分の生活習慣を直そうとせずに注射だけに頼ろうとする方は御遠慮下さい。
 
御注意:矢追インパクト療法を御希望の方は、必ず予約をしてからおいで下さい。
    現在、矢追インパクト療法は単独ではお受けしていません。漢方薬との併用になります。
 

<症例>
1)50代女性 UCさん
 7〜8年前より腰痛がある。足のしびれは無く、前屈・後屈も可能。
 YIT6回までは、ほとんど変化は無かったが、7回目には腰痛に気付かないようになっていた。

2)70代女性 SIさん
 頸から肩のこりがひどく、YITを行う事にした。
 YIT2回目で、肩凝りは良くなり、腰痛も治ってしまった。
 しかし、1週間ほどで、再び肩の痛みが出現。その後旅行に行って腰も痛めてしまった。
 腰と肩に同時にYITを行い、7回目では、頸〜肩凝りは改善してきたが、腰痛はまだ残っている。
 治療継続中。

3)40代女性 TYさん
 20年前より肩凝りがある。上腕のしびれ、後頭部痛もあり。
 YIT3回目で、頭痛は消失。肩凝りはやや良くなった。
 5回目には、かなり改善し、時々痛くなってもすぐに治るとのこと。
 7回目、肩はさわるとかなり凝ってはいるが、あまり感じなくなってきたとのこと。

4)60代女性 TUさん
 肩凝りと右肘痛に対してYIT療法を行う。
 右肘の痛みはYIT4回目には軽快し、7回目には完全に良くなった。
 肩凝りは、8回目でほとんど良くなった。

5)40代女性 MYさん
 頸〜肩凝り、および咳が続いている。
 YIT3回目には一旦咳は軽快したが、1週間ほどで再発した。
 YIT7回目で咳はほぼ無くなった。
 YIT9回目で肩凝りもかなり良くなったが、治療は継続中。

6)50代女性 SUさん
 頭痛・両手しびれ・めまい・冷え症・不眠症・腰痛・肩凝り・頚部痛がある。
 YIT5回目で腰痛はほぼ良くなったが、その後荷物を運んで再び痛めてしまった。
 YIT8回目で腰痛は改善。肩凝りはまだ残っている。

7)60代女性 UKさん
 高血圧・息切れ・肩凝り・疲労感などで、みるからに元気がない。
 YIT3回目くらいから、見た目にも元気が出てきて、5回目には、息切れ無しに1日1万歩歩けるように
なったとの事。

8)40代男性 SUさん
 花粉症。今年はかなり楽だったとはいうものの、まだ鼻水が良く出る。
 YIT1回目の翌日から効果があり、鼻水もほとんど止まった。しかし、数日後には効果がなくなる。
 その後もYIT後には軽快するが、何日かするとまた戻る状態が続いたが、最近は2〜3週間は効果が続いている。

9)40代女性 YAさん
 アレルギー性鼻炎・喘息・呼吸苦・冷え症などがあり、喘息は薬剤でなんとか抑えている。
 YIT3回目には、一旦鼻炎は良くなったが、クーラーにあたって再発した。その後はあまり改善無く、
治療継続中。

10)60代女性 KUさん
 じんましん、手のしびれ、肩凝りがある。
 アレルギーが強く、スギ、ダニ、ブタクサなどのアレルゲンでは、強いかゆみが出てしまい、薬を慎重に
選ばないといけない。なかなか効果が出なかったが、YIT6回目あたりから、ようやくじんましんは軽快してきた。

11)70代女性 HAさん
 腰痛・頸〜肩のこりでYIT治療を開始。
 YIT4回目から腰痛はほとんど軽快した。現在は肩凝りで治療継続中。

12)50代男性 STさん
 頸〜肩凝り・腰痛がある。
 突然のギックリ腰で、発症数時間後には、YITを行った。治療開始が早かったためか、翌日にはほとんど軽快し、
歩くには支障なかったとのこと。

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