(7)水槽冷却用ファン
夏は,水槽の水温が上がってしまい,淡水魚にとって,危機的な季節ですよね.猛暑が続くと水温32度位にまでなり,暑さに弱い魚は死んでしまいます.蛍光灯を消すとかなり改善されるのですが,今度は水草が枯れてしまうというジレンマになってしまいます.本格的な水槽用クーラーを買えば良いのですが,これはかなり高価なもので,ちょっと手がでません.
そこで,最も手軽で効果の高い物として水槽用ファンがあります.熱帯魚屋さんに,水槽専用のファンも売っていますが,2000〜4000円近くします.扇風機の余っている方はそれでも大丈夫ですが,セッティングに苦労させられますね.
今回は,安価に出来る水槽用ファンの製作です.この価格なら沢山水槽を持っている人でもそれぞれに付けられますね.
機材は,左上の写真に示すように,パソコン用の冷却ファンとACアダプターです.ファンは最近パソコン用に安い物が出回っていて,これは580円でした.右上の写真はファンの定格で,12V0.12Aです.これにあったACアダプターとして,今回は,12V0.2Aの容量のものを使いました.容量的には十分ですが,24時間ぶっ続け回す事になるので,ACアダプターはもうちょっと大きな容量の物が安心かもしれません.
今回は中間スイッチを付けてオンオフ出来るようにしたかったので,左上のようなスケルトンの中間スイッチを東急ハンズで買って来ました.中間スイッチが必要ない人は,コードを直結するだけですから,超簡単ですね.
右上の写真のように,コードの片側の線の被覆を取り,両者をねじり合わせます.このままビニールテープで巻いてしまっても大丈夫ですが,半田コテのある人は,半田付けをした方が良いです.

半田付けをした部分には,絶縁と補強を兼ねてビニールテープを巻いておきましょう.もう一方のコードを中間スイッチの接点に合うように切り,先端の被覆を取ってハンダを乗せておきます.
右上の中間スイッチは,元々100Vのコード用なので,太いコードだと,セットしてネジを締めるだけで,コードは固定されるのですが,この位の細いコードだと固定されないので,接点にハンダ付けしてしまいました.

左上は完成したファンです.後はセットするだけですね.蛍光灯をリフトアップし,魚が飛び出さないように園芸用の網を被せます.この上に直にファンを置いてしまえば,すぐに使えます.網が弱い時は支柱を入れておかないとファンが水没して大変な事になりますので注意して下さい.ファンにはカバーが付いていないので,回っている時は取り扱い注意です.結構痛いですよ.
ファンを回すと水面からの蒸発が促進されて,この時の気化熱によって水温が下がります.よって,水が動いた状態になっている場所にファンをセットした方が効果は大きいです.上部フィルターを使っている方は,ポンプからの水が出る所にセットすると,効果が大きいと思います.
周囲の温度と湿度によって下がる程度は変化するようですが,大体2〜3度は低下しますね.水はかなり早く減っていきますから,注意して見ていて,時々足し水をして下さい.
右上は,ファンを2台並列につないで二つの並んだ水槽に使えるようにしたものです.ファンを沢山並列につないでしまえば,ACアダプターは一つで済みますね.但し,ファンの定格電流の合計より十分に容量のあるACアダプターを使わないと,熱を持って危険ですから注意して下さい.ACアダプターから火がでても大丈夫なように,周囲に不燃物を置いておきましょう.
こうして,書いてくると,まるでスムースに作って来たようですが,実は大失敗をしていたのです.ファンはどちらに回ってもいいので,プラスマイナス考えずに結線してしまったら,動かないんですよね.パソコンにセットする時は,風の出る向きが決まっているので,ダイオードが入っているようで,逆につなぐと回らないのでした.皆さんは先に仮結線して,動くのを確かめてから作って下さいね.
ファンが580円,ACアダプターが100円,中間スイッチが180円で,合計860円で出来ました.インターネットで探せば,電子部品をかなり安く売っているHPが見つかるはずです.


